はやぶさ、地球帰還を聞いて、宇宙を想うのこと

おかえりなさい、ありがとう・・・

はやぶさが、7年間の旅路を終えて、無事地球に帰還しましたね。結局、自分の中のもりあがりは、ニコ動画のMMD系の動画に、煽られた感が強いけれど。つくも神が、とりついたかのような、数々のエピソードは、じんわり感動さえ覚えるものでした。

SFが、おおいに流行した、前世紀において、21世紀は、もっと宇宙はみじかにあるべきものだと予想されていた。しかし、現実のハードルは極めて高く、SFで予想されていた未来は、いまだに、達成されずにいて、いまだ地球人は、魂を地球にとどめていたままだ。

現実の生活に、かつかつの予算を抱え、軍事的・金銭的エッセンスのない、こういった宇宙開発分野は、最低限の予算で実行するしかない状況でのこの成功は、まだ最終評価が、決定されてはいませんが、十分にリターンバックがあったと思う。むしろ、それが良かったのかもしれない。今では、金満国日本という評価だが、かつての日本はそうではなく、むしろ貧困で、脆弱であり、いろいろな意味で、ギリギリであった。そこからの逆境からの立ち上がりに強い国というのが日本の本質であると思う。そして、そういうところが面白いし、感動する。
そういう意味で、このミッションは、きわめて日本的であったのだと思う。

ほんの一昔であれば、NHKで、実況、特集すべき内容であったのだと思うのだが、実況されず、一部のインターネット界隈で盛り上がった感が強いのだけれども。ストレートにフィルタがかかっていない情報が飛びかったのが、かえって良かったのかもしれない。第一級の報道は、されていないが、ときどき宇宙作家クラブ等で語られていた、ネタとして、事前に勝手に想定した記事に歪曲しようとするマスコミの記者は、やっぱり今回も棲息していたのだろうか?
おそらく、SFごころを理解する記者が、NHKにあってもいなくなったのが、実況・特集されない理由だと思う。NHKオンデマンドとかの特集ページとかみる限りでは、そういった需要があることは承知であるとは思うんだけどね。

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